森保ジャパンの「ベスト8の壁」:ダラスでオランダ戦からスタート
開幕まで36日。日本代表はグループFでオランダ、スウェーデン、チュニジアと同組。森保一監督にとってのテーマは明確だ。これまで7大会連続で破れなかった「ベスト8の壁」を今回こそ越える。初戦は6月14日(日)朝5時、ダラスでオランダ戦。
日 本サッカーの歴史で、ワールドカップでベスト8に進んだことは一度もない。1998年のフランス大会以降、7大会連続で出場し、3大会(2002、2010、2018、2022)で決勝トーナメント1回戦に進出したものの、そこで止まった。今回の北米大会で森保ジャパンが目指すのは、シンプルに、これまで突破できなかった壁を超えることだ。
グループFはオランダ、日本、スウェーデン、チュニジア。森保監督が「絶妙な組み合わせ」と述べたとおり、3チームともワールドカップ出場経験豊富で、力差は紙一重。日本の初戦は6月14日(日)、現地時間9時(日本時間6月15日朝5時)、ダラスのAT&Tスタジアムでオランダと対戦する。第2戦は6月20日(土)、現地時間13時(日本時間21日朝3時)、ヒューストンでスウェーデンとの一戦。第3戦は6月25日(木)、現地時間19時(日本時間26日朝9時)、ダラスでチュニジア戦。
選手の中心は変わらない。GKは鈴木彩艶、フィールドプレーヤーの中核は遠藤航、守田英正、田中碧。前線では三笘薫、伊東純也、久保建英、堂安律。最前列には鎌田大地と上田綺世が並ぶ。22歳で欧州5大リーグの主力に成長した田中碧、25歳で英プレミアシップで注目を集める三笘薫、24歳でレアル・ソシエダのトップフォームに到達した久保建英。年齢構成も実力もこれまでで最もバランスが取れている。
worldcupglobal.comの予測モデルは日本に優勝確率3.0%を与えている。総合順位では9位。これは日本のワールドカップ史上、モデルが算出した最も高い数字だ。グループステージ突破は53%、決勝トーナメント1回戦突破(つまり「ベスト8の壁」を越える)は28%。これは2018年大会前の予測(15%)から確率がほぼ倍増したことを意味する。
戦術的に見ると、日本の鍵は中盤の主導権争いだ。オランダはコディ・ガクポとシャビ・シモンズが流動的なポジションでプレッシャーをかけてくるため、遠藤と守田の中盤コンビが機敏な対応を求められる。スウェーデン戦ではアレクサンダー・イサクとビクトル・ギョーケレスの2トップに対し、伊藤洋輝と冨安健洋の最終ラインで競り勝つ必要がある。チュニジア戦は3戦目、状況によっては既に決勝トーナメント進出が決定しており、ローテーションの可能性も高い。
テレビ放送はNHKと民放各社が分担。NHK 総合が初戦と決勝などのビッグマッチを担当、テレビ朝日とフジテレビが他試合を分担する。デジタルではABEMAが全64試合を無料配信予定。日本時間で言えば、日本戦の3試合は朝5時、深夜3時、朝9時。早朝の出勤前に観るか、休日の朝食前に観るか、平日朝の通勤時にスマホで追うか――森保ジャパンの「ベスト8の壁」突破を、日本中が朝の光の中で見守ることになる。